アフィリエイトサイトの売却を考え始めたとき、最初に気になるのは「自分のサイトはいくらで売れるのか」という点ではないでしょうか。相場は月間利益の12〜36か月分という目安が使われることが多い一方、サイトの中身によって大きく変わります。
この記事では、アフィリエイトサイト売却の相場の考え方、価格の計算方法、相場を左右する要因、相場より安くなりがちなケースまでを整理します。マッチングサイトへの自己出品と売却代行サービスの違いも比較します。

この記事の執筆者
デジタルアセットパートナーズ編集部
Webサイト・SNSアカウントなどデジタル資産の売却に関する情報を発信しています。公開情報と各種サービスの案内をもとに記事を作成しています。
目次
アフィリエイトサイト売却の相場の全体像
アフィリエイトサイトの売却相場は、数万円から数千万円以上まで非常に幅があります。まずは全体像と、価格を決める基本の考え方を押さえましょう。
相場に幅がある理由
個人運営の小規模サイトは数万円から数十万円で取引されることが多いとされています。一方で、収益が安定し流入も多いサイトは、数百万円から数千万円、案件によっては億単位になることもあります。
公開されている譲渡希望額の例を見ても、月間利益が数万円規模のブログと、月間利益18万円規模で2億円台を希望する案件では、桁が大きく異なります。ただし、これらは希望額であり成約額とは限りません。
| 売却相場の概要 | |
|---|---|
| 小規模サイト | 数万円〜数十万円が一般的な目安 |
| 収益が安定したサイト | 数百万円〜数千万円になる例もある |
| 算定の基本 | 月間利益×倍率(月数) |
| 注意点 | 公開されている額の多くは希望額で、成約額とは異なる |
価格を決める基本の3つの視点
買い手は「毎月いくら利益が出るか」「その利益が続くか」「引き継いだ後に自分で運営できるか」の3点を中心に判断します。
つまり相場は、現在の利益額だけでなく、収益の安定性と再現性を含めて決まります。この視点を持つと、売却前に何を整えるべきかが見えてきます。

相場記事ごとに倍率の数字が違って見えるのは、前提が違うためです。売上基準か利益基準か、直近何か月の平均かを必ず確認してください。
アフィリエイトサイト売却の相場の計算方法
相場を自分で試算するには、月間利益に倍率をかける方法が最も一般的です。倍率の幅と、具体的な計算例を見ていきます。
月間利益×倍率で出す基本式
基本式は「直近の平均月間利益×倍率(月数)」です。月間利益は、売上から運営にかかる経費を引いた金額で考えます。直近半年程度の平均を使う解説が多く見られます。
なお、広告収入のブレが大きいサイトは、平均を取る期間を長くして評価される傾向があります。
倍率の目安と情報源ごとの違い
倍率は解説する情報源によって幅があります。次の表のとおり、12か月分から36か月分まで見られます。
| 倍率の目安(各種公開記事より) | ||
|---|---|---|
| 基準 | 目安の倍率 | 備考 |
| 月間営業利益 | 12〜36か月分 | 個人のアフィリエイトサイトは12〜24か月、法人運営の安定サイトは24〜36か月とする解説がある |
| 月間利益 | 18〜24か月分 | 直近半年の平均月間利益を使う解説がある |
| 月間利益 | 24〜36か月分 | 月間利益10万円なら240万〜360万円とする解説がある |
どれも目安であり、実際の成約額は買い手との交渉で決まります。複数の目安の重なる部分、つまり24か月前後を一つの基準にしておくと考えやすいです。
月間利益別の試算例
倍率を12か月、24か月、36か月に置いた場合の試算を示します。金額はあくまで計算上の目安です。
| 月間利益別の試算(単位は万円) | |||
|---|---|---|---|
| 月間利益 | 12か月分 | 24か月分 | 36か月分 |
| 5万円 | 60 | 120 | 180 |
| 10万円 | 120 | 240 | 360 |
| 30万円 | 360 | 720 | 1,080 |
アフィリエイトサイトの売却相場を左右する要因

同じ月間利益でも、倍率は中身によって上下します。買い手が重視する代表的な4つの要因を整理します。
収益の安定期間
過去2年以上にわたり安定した収益がある場合、高く評価されやすいとされています。数か月だけ急に伸びたサイトは、再現性を疑われて倍率が下がる傾向があります。
検索流入の質と量
上位表示しているキーワードの数や、検索経由のアクセスが全体に占める割合も評価対象です。特定の1記事に収益が偏っているサイトは、リスクが大きいと見られます。
収益源の分散
複数のASPや広告に分散しているサイトは、1社の提携終了の影響を受けにくいため評価されやすくなります。単一案件への依存度は、査定で必ず確認される項目です。
運営ノウハウの引き継ぎやすさ
記事の更新手順や外注先の情報、運営マニュアルが整っていると、買い手は安心して引き継げます。属人的な運営だと、その分だけ価格に反映されやすくなります。
- 過去2年以上の安定した収益推移
- 検索流入が複数の記事とキーワードに分散している
- 収益源が複数のASPや広告に分かれている
- 運営手順がマニュアル化されている

価格交渉で強いのは、運営の記録が残っているサイトです。収益の推移やキーワード順位を月ごとに残しておくだけでも、査定時の説明がしやすくなります。
運営形態別に見るアフィリエイトサイト売却相場の傾向

アフィリエイトサイトと一口に言っても、収益の得方によって評価の見られ方が変わります。代表的な3つの形態ごとに傾向を見ていきます。
ASP成果報酬型のサイト
商品やサービスの成果報酬で稼ぐ形態です。単価は高めですが、提携条件の変更や案件終了の影響を受けます。案件の継続性と、買い手が提携を引き継げるかが評価のポイントです。
アドセンスなどのクリック報酬型のサイト
アクセス数に収益が連動する形態です。流入が安定していれば収益も読みやすく、評価しやすい面があります。一方で検索アルゴリズムの変動による影響を受けやすい点が、倍率を抑える要因になることがあります。
複合型のサイト
成果報酬と広告、自社商品などを組み合わせた形態です。収益源が分散するため、全体としての安定性が評価されやすくなります。ただし運営が複雑になる分、引き継ぎ資料の充実が重要です。

形態ごとの違いは、最終的に「収益がこの先も続くか」という買い手の見方に集約されます。自分のサイトの強みを、その視点で説明できるようにしておきましょう。
アフィリエイトサイトの売却相場より安くなるケース

相場の目安どおりに売れないケースには、共通する原因があります。事前に知っておけば、売却前に対処できるものも少なくありません。
収益の根拠を示せない
収益の証明となるASPの管理画面や入金履歴を示せないと、買い手は価格を割り引いて考えます。過去の実績は、できるだけ客観的な資料で用意してください。
売り急ぎで交渉力が下がる
資金が必要で急いで売ると、買い手に足元を見られやすくなります。時間に余裕を持って複数の買い手候補と話すことが、価格を守る基本です。
規約や権利関係に問題がある
転載記事や無断利用の画像が含まれていると、権利面のリスクとして大きく減額される、あるいは成約自体が難しくなる場合があります。売却前に、コンテンツの権利関係を確認しておきましょう。
- ASPの収益画面や入金履歴を直近1年以上分そろえる
- 収益が偏る記事やキーワードを把握しておく
- 画像や文章の権利関係を点検する
- 運営手順をマニュアルにまとめておく
売却相場で比べる自己出品と売却代行サービス
売却の進め方には、マッチングサイトに自分で出品する方法と、売却代行サービスに任せる方法があります。どちらを選ぶかで、手間と価格の決まり方が変わります。
マッチングサイトに自分で出品する場合
自分で価格を決められ、仲介手数料の面で自由度があります。一方、買い手とのやり取りや資料作成、契約書の確認まですべて自分で行う必要があります。
売却の経験がないと、相場の判断を誤って安く出したり、高すぎて動かなかったりするリスクがあります。
売却代行サービスに任せる場合
査定から買い手探し、条件交渉、引き継ぎまでを任せられます。本業の合間に進めたい方や、価格交渉に自信がない方に向いた方法です。
今回ご紹介する売却代行サービスは、成果報酬型で相談と査定が無料です。LINEで査定を申し込めます。
2つの方法の比較
| 自己出品と売却代行の比較 | ||
|---|---|---|
| 比較項目 | 自己出品 | 売却代行 |
| 手間 | 出品から契約まで自分で対応 | 査定以降を任せられる |
| 価格の判断 | 自分で相場を調べて設定 | 査定をもとに相談できる |
| 買い手との交渉 | 自分で行う | 代行側が支援 |
| 向いている人 | 売却経験があり時間を割ける人 | 手間を減らしたい人 |

どちらが正解ということはありません。まず無料査定で目安を知り、自己出品と比べて判断する進め方が、後悔の少ない選び方です。
相場で売るための準備と売却の流れ
相場に近い価格で売るには、出品前の準備が結果を左右します。基本的な流れを順番に確認しましょう。
売却前に用意する資料
直近の月別収益、アクセス数の推移、上位表示キーワード、運営コストが基本の資料です。これらがそろうほど、査定がスムーズに進みます。
売却までの基本的な流れ
一般的には、査定の依頼、買い手候補とのマッチング、条件交渉、契約、サイトとドメインの引き継ぎという順で進みます。
- サイトの現状把握と資料の準備
- 査定の依頼と目安価格の確認
- 買い手候補とのマッチングと交渉
- 契約の締結と代金の受け取り
- サイトやドメイン、運営ノウハウの引き継ぎ
売却額の税金の扱いは、売却の形態や所得の区分によって異なります。判断に迷う場合は、税理士などの専門家に確認してください。
アフィリエイトサイト売却の相場のまとめ
アフィリエイトサイトの売却相場は、月間利益の12〜36か月分が目安で、サイトの安定性や運営形態によって上下します。数字は情報源ごとに前提が異なるため、複数の目安を見比べることが大切です。
価格を守るには、収益の証明、収益源の分散、引き継ぎ資料の整備が有効です。自己出品と売却代行の違いも踏まえ、自分に合う方法を選んでください。
よくある質問
アフィリエイトサイトの売却相場はいくらですか?
小規模なサイトで数万円から数十万円、収益が安定したサイトでは数百万円以上になる例もあります。目安は月間利益の12〜36か月分です。
収益が少ないサイトでも売れますか?
売れる可能性はあります。ただし、収益が小さい場合は価格も小さくなりやすく、記事の質や流入の伸びしろが評価されます。
売却の査定は無料でできますか?
ご紹介している売却代行サービスは、相談と査定が無料です。成果報酬型で、LINEから申し込めます。
売却すると記事やドメインはどうなりますか?
契約内容に従って、サイトやドメイン、運営ノウハウを買い手に引き継ぐのが一般的です。引き継ぐ範囲は契約前に確認しましょう。









