サイトを売ろうと考えたとき、売却価格と同じくらい気になるのが手数料です。仲介会社やマッチングサイトによって費用の仕組みが異なり、同じ売却額でも手元に残る金額が変わります。
この記事では、サイト売買の手数料の種類、相場の考え方、手数料以外の費用、抑え方までを整理します。手数料は料率だけでなく、手取り額で比べるのがポイントです。

この記事の執筆者
デジタルアセットパートナーズ編集部
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目次

手数料は「いくらか」より「いつ、何に対して払うか」を先に確認すると、見積もりの比較がぐっとラクになります。
サイト売買の手数料の全体像
サイト売買の手数料とは、売り手と買い手を仲介する会社やプラットフォームに支払う費用の総称です。売却が成立したときだけ発生するものと、依頼や掲載の時点で発生するものがあります。
手数料が発生する場面
手数料は、査定の依頼、買い手の募集、条件交渉、契約締結、サイトの引き渡しといった各段階で発生する可能性があります。どの段階で何を請求されるかは、サービスごとに異なります。
売り手と買い手で異なる負担
売り手だけが負担する仕組み、買い手にも手数料がかかる仕組み、双方から受け取る仕組みがあります。自分がどの立場で、どの費用を負担するかを契約前に確認しておくことが大切です。
| サイト売買の手数料の全体像 | |
|---|---|
| 発生するタイミング | 依頼時、掲載時、成約時など |
| 支払う相手 | 仲介会社、マッチングサイトの運営会社 |
| 負担者 | 売り手のみ、買い手のみ、双方のいずれか |
| 確認すべき点 | 料率、最低額、返金条件、追加費用 |
サイト売買の手数料の種類
サイト売買の手数料は、大きく着手金、成功報酬、月額費用やその他の実費に分けられます。会社によって組み合わせが異なるため、それぞれの意味を押さえておきましょう。

着手金
着手金は、仲介や代行を依頼する時点で支払う費用です。成約しなかった場合でも返金されないケースがあるため、返金条件の確認が欠かせません。
成功報酬
成功報酬は、売却が成立したときに取引価格に応じて支払う費用です。成約しなければ発生しないため、売り手にとって初期負担を抑えやすい仕組みといえます。
月額費用やその他の実費
マッチングサイトでは、掲載料や月額の利用料が設定されている場合があります。このほか、書類作成やデューデリジェンスの対応で実費がかかることもあります。
- 着手金は依頼時に支払い、返金されない場合がある
- 成功報酬は成約時のみ発生し、料率は取引価格に連動する
- 月額費用や実費は、サービスごとの規約で確認する

「完全成功報酬」をうたうサービスでも、別の名目で費用がかかることがあります。内訳は書面で確認しましょう。
サイト売買の手数料の相場の考え方
サイト売買の手数料には、全社共通の決まった相場はありません。ただ、料金の決め方にはいくつかの典型的なパターンがあります。
基本料と料率を組み合わせる方式
競合の解説記事では、基本料に取引価格の数%を上乗せする方式が紹介されています。小規模なサイト売買では、この方式で数十万円程度になるという説明も見られます。ただし金額は会社ごとに異なるため、あくまで目安です。
レーマン方式
レーマン方式は、取引価格を区分けし、区分ごとに異なる料率を掛けて合計する方法です。M&A仲介でよく使われる算定方法ですが、サイト売買では会社により独自の料率を採用していることが多くあります。
最低手数料の設定
売却価格が小さい案件では、料率で計算した金額が低くなりすぎるため、最低手数料を設ける会社があります。売却額が小さいほど、最低手数料の影響が大きくなります。
| 手数料の算定方式の比較 | |
|---|---|
| 基本料+料率 | 固定の基本料に、取引価格の数%を加える |
| レーマン方式 | 取引価格を区分し、区分ごとの料率を合計する |
| 固定額方式 | 取引価格に関わらず一定額を設定する |
| 最低手数料つき | 料率計算が一定額を下回る場合に最低額を適用する |

相場は「何%か」ではなく、「自分の売却額だと総額いくらか」で試算すると、会社間の比較がしやすくなります。
サイト売買の手数料を自分で出品と売却代行で比較
サイトを売る方法は、マッチングサイトに自分で出品する方法と、売却代行サービスに任せる方法に大きく分かれます。手数料の考え方もそれぞれ異なります。
マッチングサイトに自分で出品する場合
自分で出品する場合は、掲載料や成約手数料が中心です。費用を抑えられる可能性がある一方で、買い手探し、条件交渉、契約書の確認などを自分で進める手間がかかります。
売却代行サービスに任せる場合
売却代行サービスでは、買い手探しや交渉を代行してもらえます。手数料は成功報酬が中心ですが、その分、実務にかかる時間や負担を減らせます。
どちらを選ぶかの考え方
手数料の低さだけで選ぶのではなく、手取り額と手間を合わせて判断するのがおすすめです。運営の傍らで売却を進めたい方は、代行を検討する価値があります。
| 自分で出品と売却代行の比較 | |
|---|---|
| 手数料の中心 | 自分で出品は掲載料や成約手数料、代行は成功報酬が中心 |
| 買い手探し | 自分で出品は自力で対応、代行は任せられる |
| 条件交渉 | 自分で出品は自分で対応、代行は担当者が支援する |
| 向いている人 | 自分で出品は時間に余裕がある人、代行は手間を減らしたい人 |
サイト売買で手数料以外にかかる費用
手数料ばかりに目が行きがちですが、サイトを売るときは手数料以外の費用も発生します。手取りを正しく把握するために、あらかじめ洗い出しておきましょう。

税金
売却益には所得税などが課されることがあります。どの所得区分になるかは売却の形態や運営の状況で変わるため、詳細は税理士などの専門家に確認してください。
サイトの移管作業にかかる費用
ドメインやサーバーの移管、データの引き渡し、運営ノウハウの共有には、工数や実費がかかります。買い手と費用負担の範囲を事前に決めておくとトラブルを防げます。
専門家への相談費用
契約書の確認や税務の相談を専門家に依頼する場合は、別途費用が必要です。金額が大きい案件ほど、専門家の確認を入れる価値は高くなります。

税金は売却が決まってから慌てがちなポイントです。売却を考え始めた段階で、おおよその負担を調べておきましょう。
サイト売買の手数料を抑える方法
手数料の負担を軽くするには、費用体系の選び方と、売却価格そのものの高め方の両面から考えることが有効です。

複数社の費用体系を比べる
同じサイトでも、会社によって総額は変わります。2〜3社から見積もりを取り、料率、最低手数料、追加費用を同じ条件で比べましょう。
売却価格を高めて手取りを増やす
手数料が料率で決まる場合、売却価格が上がれば手数料も増えます。ただ、手取りで見れば、価格を高められるほうが有利になるのが一般的です。収益の安定化や運営資料の整理が効果的です。
成功報酬型のサービスを選ぶ
成功報酬型なら、成約しなければ費用が発生しにくく、初期負担を抑えられます。まず無料査定で見積もりを取り、売却の見通しを確認する方法もあります。
- 費用体系は複数社で同じ条件にそろえて比較する
- 収益の推移や運営資料を整えて、売却価格を高める
- 初期負担を抑えたい場合は成功報酬型を検討する
サイト売買の手数料を比較する際の注意点
手数料を比較するときは、見かけの料率だけで判断しないことが重要です。次の3点を押さえておくと、思わぬ費用を避けやすくなります。

料率の算定基準
料率が掛かる対象が、取引価格の全額なのか一部なのかで、総額は大きく変わります。消費税の扱いも含めて確認しましょう。
最低手数料の有無
料率が低く見えても、最低手数料が設定されていれば小規模な売却では割高になります。自分の想定売却額で試算してください。
追加費用の有無
調査費、書類作成費、解約時の費用などが別途かかる場合があります。契約前に、総額がいくらになるかを書面で確認しましょう。
- 料率が掛かる対象金額と消費税の扱いを確認する
- 最低手数料を自分の想定売却額で試算する
- 調査費や解約時費用を含めた総額を書面で残す

見積もりは口頭ではなく、書面やメールで残しておくと、後から条件を確認できて安心です。
まとめ
サイト売買の手数料は、着手金、成功報酬、月額費用などで構成され、全社共通の相場はありません。料率だけでなく、最低手数料や追加費用を含めた総額で比較しましょう。
手数料以外にも税金や移管費用がかかるため、手取り額で判断することが大切です。
よくある質問
サイト売買の手数料は誰が払いますか?
売り手のみ、買い手のみ、双方のいずれかで、サービスによって異なります。契約前に負担者を確認してください。
手数料の相場はいくらですか?
全社共通の相場はなく、サービスごとに異なります。基本料に料率を加える方式などがあるため、想定売却額で総額を試算するのが確実です。
成約しなかった場合も手数料はかかりますか?
成功報酬型なら成約しなければ発生しにくい一方、着手金や月額費用は別に発生する場合があります。規約で確認してください。
手数料を安くするにはどうすればよいですか?
複数社の見積もりを同じ条件で比較し、売却価格を高める工夫をすることが有効です。成功報酬型のサービスを選ぶ方法もあります。









