
執筆
デジタルアセットパートナーズ編集部
Webサイトやアカウントなどデジタル資産の売買に関する情報を発信しています。
「m&aサイト」で検索すると、企業向けの大規模な仲介プラットフォームから、個人でも使えるマッチングサイトまで幅広い情報が出てきます。仕組みや種類を知らないまま登録すると、想定外の手数料や手間がかかってしまうこともあります。
この記事では、m&aサイトの基本的な仕組みや種類、自分で使って売却するメリット・デメリット、そして売却代行サービスに任せる場合との違いを整理して解説します。
目次
m&aサイトとは
m&aサイトとは、Webサイトや事業、会社の株式などを譲渡したい人と、譲り受けたい人をインターネット上で引き合わせるプラットフォームです。企業間の大型案件だけでなく、個人が運営するWebサイトの売買にも利用されています。

m&aサイトの仕組み
多くのm&aサイトは、譲渡希望者が案件情報を登録し、興味を持った譲受希望者がサイト上で連絡を取る仕組みになっています。運営会社によっては、条件交渉の段階からサポート担当者が入るタイプもあります。
個人や中小規模のサイト売却でも使えるのか
m&aサイトというと大企業同士の取引を想像しがちですが、個人が運営するアフィリエイトサイトやECサイトを対象にしたm&aサイトも存在します。案件規模が数十万円程度からのサイトも珍しくありません。

「m&a」という言葉に構えなくても大丈夫です。個人サイトの売却も同じ枠組みの中で扱われています。
m&aサイトの主な種類
m&aサイトは、運営スタイルによって大きく2つのタイプに分けられます。どちらを選ぶかで、手間のかかり方や手数料の水準が変わってきます。

一般的なマッチング型プラットフォーム
案件を掲載する場を提供するタイプです。登録後の連絡や条件交渉は基本的に譲渡希望者と譲受希望者が直接行うため、手数料は比較的安く設定されていることが多いです。
仲介型プラットフォーム
マッチングだけでなく、担当者が交渉や契約書の確認までサポートするタイプです。手数料は成約金額に応じてかかることが多い一方、成約までの負担は少なくなります。
- 一般的なマッチング型は手数料が安めで自分で交渉する
- 仲介型プラットフォームは担当者が交渉をサポートする
- 同じサイトでも案件によって手数料体系が異なる場合がある
m&aサイトで売却するまでの流れ
m&aサイトを利用してサイトや事業を売却する場合、おおよそ次のようなステップで進みます。事前に全体像を把握しておくと、途中で慌てずに対応できます。
登録から成約までのステップ
案件情報の登録、問い合わせ対応、条件交渉、契約、事業やアカウントの引き渡しという流れが一般的です。以下の表に主な流れをまとめました。
| m&aサイトでの売却の流れ | |
|---|---|
| 1.案件登録 | サイトの概要・売上・希望価格などを登録する |
| 2.問い合わせ対応 | 興味を持った譲受希望者からの質問に回答する |
| 3.条件交渉 | 価格や引き渡し方法などをすり合わせる |
| 4.契約・引き渡し | 契約締結後、アカウントやサイトの権限を移管する |
成約までにかかる期間の目安
案件の規模や条件の合致度によって差がありますが、問い合わせから成約まで1カ月から3カ月程度かかるケースが多く見られます。買い手がなかなか見つからない場合は、期間がさらに延びることもあります。
m&aサイトを自分で使って売却するメリット
m&aサイトに自分で登録して売却活動を進める場合、次のようなメリットがあります。

手数料を抑えられる可能性
仲介会社を挟まない分、手数料を抑えられる場合があります。特に一般的なマッチング型のm&aサイトでは、登録料や成約手数料が低めに設定されていることが多いです。
自分のペースで交渉できる
連絡のタイミングや条件の伝え方を自分でコントロールできます。本業の合間に少しずつ対応したい人にとっては、この自由度がメリットになります。

手数料を抑えたい気持ちはよくわかりますが、交渉に時間を割けるかどうかも合わせて考えたいところです。
m&aサイトを自分で使う場合のデメリットと注意点
メリットがある一方で、自分で対応する場合ならではの負担やリスクもあります。

買い手対応や交渉をすべて自分で行う負担
問い合わせ対応、条件のすり合わせ、契約書の確認まで、一連の作業を自分で行う必要があります。複数の買い手候補とやり取りが重なると、対応に追われることもあります。
情報漏洩やトラブルのリスク
売上データやアカウント情報などをどこまで開示するかは、自分自身で判断・管理しなければなりません。開示範囲を誤ると、想定外のトラブルにつながる可能性もあります。
| m&aサイトを自分で使う場合のメリットとデメリット | |
|---|---|
| メリット | 手数料を抑えられる可能性、自分のペースで交渉できる |
| デメリット | 交渉や対応の負担が大きい、情報漏洩やトラブルのリスクがある |

負担とリスクを比べたうえで、自分に合う進め方を選んでいただければと思います。
m&aサイトに自分で出品する場合と売却代行サービスに任せる場合の違い
ここまで見てきたメリット・デメリットを踏まえると、m&aサイトへの向き合い方には大きく2つの選択肢があります。自分でマッチングサイトに出品する方法と、売却代行サービスに任せる方法です。
| 自分で出品する場合と売却代行サービスの違い | |
|---|---|
| 手数料 | 自分で出品する方が安い傾向、代行は成果報酬型が中心 |
| 対応の手間 | 自分で出品は自分で全対応、代行は担当者が交渉を代行 |
| 買い手の見つけやすさ | 自分で出品はサイトの利用者数に依存、代行は保有ネットワークを活用できる場合がある |
| 向いている人 | 自分で出品は時間と交渉力に余裕がある人、代行は手間をかけたくない人 |
自分で出品する方法が向いているケース
交渉や問い合わせ対応に時間を割ける人、手数料をできる限り抑えたい人には、自分でm&aサイトに出品する方法が向いています。
売却代行サービスに任せる方法が向いているケース
本業が忙しくて対応の時間が取りにくい人、交渉や契約の確認に不安がある人は、売却代行サービスに一任する方法が安心につながります。成果報酬型のサービスであれば、成約前の費用負担も抑えられます。

どちらが正解というわけではなく、自分の時間の余裕と交渉への自信で選ぶとよいと思います。
m&aサイトを選ぶ際の比較ポイント
複数のm&aサイトを比較する際は、次のようなポイントを確認すると失敗を避けやすくなります。
手数料体系
登録料・月額費用・成約手数料の有無や金額は、サイトによって大きく異なります。案件規模に対して手数料が見合っているかを確認しましょう。
対応ジャンルと実績
自分が売却したいサイトや事業のジャンルを得意としているか、過去の成約実績が公開されているかも判断材料になります。
- 手数料体系(登録料・月額費用・成約手数料)
- 対応しているジャンルや案件規模
- サポート体制の有無(交渉代行・契約書確認など)
- 利用者数や成約実績の公開状況

比較ポイントをすべて自分で調べるのが大変な場合は、代行サービスに相場感を聞いてみるのも一つの方法です。
- 自分で出品する方法は手数料を抑えたい人に向いている
- 売却代行サービスは対応の手間を減らしたい人に向いている
- 成果報酬型のサービスなら成約前の費用負担を抑えられる
m&aサイトに関するよくある質問
m&aサイトは個人でも利用できますか?
はい。個人が運営するWebサイトやアカウントの売買を想定したm&aサイトも複数存在します。会社を設立していなくても登録できるサイトもあります。
m&aサイトの利用は無料ですか?
サイトによって異なります。登録は無料でも成約時に手数料がかかるケースが多く、月額費用が発生するサイトもあります。事前に料金体系を確認しておきましょう。
自分で対応する時間がない場合はどうすればよいですか?
m&aサイトへの登録や交渉に時間を割けない場合は、売却代行サービスに相談する方法もあります。成果報酬型のサービスであれば、成約前の負担を抑えながら任せられます。
まとめ
m&aサイトには、自分で交渉まで行うマッチング型と、担当者がサポートする仲介型があり、それぞれ手数料や手間のかかり方が異なります。
時間と交渉力に余裕があれば自分で出品する方法も選択肢になりますが、対応の負担やリスクが気になる場合は、売却代行サービスへの相談も検討してみてください。









